いつもご来店いただいている皆様に感謝の氣持ちでいっぱいです!
忙しいママさん必見!簡単に出来て、しかも美味しくて、しかもしかも身体が喜ぶレシピ♥を、優秀な発酵調味料と共にご紹介いたします! 世の中の多くの方は「家族のためにお料理は手間暇かけないと!」と思っているかもしれませんね。それが出来ないと、手抜きしているみたいで後ろめたかったり…。でも当然のことながら、手間暇かけた料理の方が美味しくて身体に良いとは限りませんよね。 お料理は素材・調味料が素晴らしければ、簡単に美味しいものが出来ます! 自然栽培の素材、本物の伝統調味料を使えば、身体にも良い食事となるのです! さて、今回はくらしのたのしみの主婦スタッフ3人による(うちプロ1人☆)10品の「カンタン・おいしい・健康」レシピをご用意しました。この10品を回せば、家族を笑顔にできますよ♥(ヴィーガンの方はお肉を抜いたり、代わりに大豆ミートなどを入れてくださいね)
さっぱり大根酢鶏
かもし麻婆豆腐
鶏肉(野菜)スパイスカレー
トマト煮込み
いわしの梅煮
さばの麹味噌煮
いりこだしの肉じゃが
漬物・梅かつおのおむすび・味噌汁
ポトフ
炊き込みご飯(きのこ)
1)さっぱり大根酢鶏
無農薬栽培のお米を原料とした富士酢プレミアムを使用。大吟醸のように繊細で旨みがあるからこそ、いつもの手料理が料亭の味に!
鶏肉・・・250g 大根・・・460g 生姜・・・一かけ 【A】 お水・・・大さじ2 甘口醤油・・大さじ2 お酢・・・大さじ2
作り方
1
生姜は薄い輪切りにする。大根は1cm幅のいちょう切りにする。Aの調味料を合わせておく。
2
フライパンにごま油(分量外)を適量入れて、生姜を入れ、香りがでたら鶏肉を炒める。
3
鶏肉に火が通ったら、大根を入れて1~2分炒める。
4
合わせたAをフライパンに回しかけ、蓋をして中弱火で10分程煮る。
担当高橋 コメント
8歳の娘を含めた、うちの家族の大好物メニューです。冬は大根が美味しいですし、大根は肺、大腸系を強めるので、この時期におすすめの食材です。
2)かもし麻婆豆腐
市販の麻婆豆腐の素は化学調味料入りがほとんどだから、自分で出来るカンタン麻婆豆腐レシピは永久保存版です!自然発酵乳酸菌から作られたので、身体にも嬉しい☆
豆腐・・・・1丁 豚挽き肉・・100g(または大豆ミート100g) 長ネギ・・・1/4本 片栗粉・・・大さじ1(または葛粉) 〈A〉 豆板醤・・・小さじ1(お子様用には甜面醤) ニンニク・・1かけ(みじん切り) 醤油・・・・大さじ2、 みりん・・・大さじ2と1/2、 醸し中華の素・・・小さじ1と1/2
ニンニク、長ネギをみじん切りにする。片栗粉(葛粉)は同量の水で溶いておく。
豆腐を2cm角に切り、小鍋に湯を沸かして中火で3分下茹でする。(時間のない時は下茹でしなくてもOK)
Aの材料を合わせておく。
フライパンでごま油大さじ2(分量外)を入れて豚挽き肉(大豆ミート)を火が通るまで炒める。(豚挽き肉の場合はカリッとするまで炒めるのがおすすめ)
5
火を弱めAの調味料、豆腐、水150ccを入れて中火で5分煮る。
6
いったん火を止めて、長ネギ、水溶き片栗粉を回し入れてから着火し、軽く混ぜながら強火で1分炒める。(お好みでラー油(分量外)を加えてもOK)
ベジ麻婆豆腐にしたい時は、ミンチタイプの大豆ミートが便利!大豆ミートを使う場合は、味は分量より若干濃いめにした方が美味しいです。お子様用には唐辛子の入っていない甜面醤を使うと辛くなくて食べられます。(醸し中華の素は、カルダモンのスパイスが効いているので、小さなお子様には不向きかもしれません)
3)鶏肉(野菜)スパイスカレー
ナント20分で本場のカレーが出来ちゃう!有機スパイスの絶妙ブレンドで本格派の味に。辛くないカレースパイスなら子どもも喜びます♪
玉ネギ・・・1玉(スライス) ニンニク、生姜・・・各小さじ1(みじん切り) カットトマト・・・1カップ 季節野菜(または鶏肉など)・・300g(ひと口大に切る) 油・・・・大さじ2 お塩・・・小さじ2 お水・・・2カップ 有機カレースパイスの素(辛さ3種類)・・大さじ1.5
フライパンに油を熱して玉ねぎを入れ、少し色づいたらニンニク・生姜を加えて1分炒める。
トマトを加えてさらに2分ほど炒めます。
有機カレースパイス、お塩を入れて軽く炒めます。
野菜(またはとり肉など)を入れて全体がなじむように炒めます。
水を加えてフタをして15分煮て完成!(仕上がりの目安は800ccぐらい)
有機カレースパイスの素は、「辛くない」「甘口」「辛口」の3種類あります。8歳の娘のいる我が家では、唐辛子が入っていない「辛くない」を使用。我が家は肉を入れずに、じゃがいも、ニンジン、スライスしたかぼちゃ、などを入れます。本当に美味しくて簡単ですよ!!
4)トマト煮込み
こんなに簡単なのに、どうしてだろう?洋食屋さんにも負けない氣がする!それは、オリーブオイルと魔法のスパイスが決め手です!
鶏もも肉・・大2枚 玉ねぎ・・・1玉 ニンニク・・1片 トマト缶・・1缶 魔法のスパイス・・・小さじ1 オリーブオイル・・大さじ1 お塩・・小さじ1
ニンニクはみじん切りに、玉ねぎはスライスする。
鍋にオリーブオイルを入れてニンニクを炒め、香りが出たら玉ねぎを透き通るまで炒める。さらに、鶏肉を加えて、両面の色が変わるまで炒める。
鍋にトマト缶1缶、水200cc(分量外)を入れ、魔法のスパイス、塩を加える。
13~15分ほど煮込む。
ものすごく簡単!そして子供にも人氣!(お子様がいらっしゃるご家庭は魔法のスパイスは少なめが良いと思います。コショウによりスパイシーになりますので)圧力鍋を使うとホロホロになるのでより美味しいです。圧力鍋を使う場合は、10分程度でOK!
5)いわしの梅煮
無農薬栽培青梅の昔からの製法の梅干だから、おばあちゃんが作ったような懐かしくて沁みる味に。圧力鍋を使えばさらに時短で柔らかく!
いわし・・・4尾(小ぶりならば5~6尾) お酒・・・・100cc お水・・・・100cc 濃口醤油・・大さじ1(濃い味がお好みなら大さじ2) 砂糖・・・・大さじ1(甘い味がお好みなら大さじ2) みりん・・・大さじ1 お酢・・・・小さじ1 梅干・・・・2個(種を外し、半分または1/4に切る) 生姜・・・・薄切り5~6枚
いわしのうろこと頭と内臓を取り除き、お水を入れたボウルで汚れや血合いをよく洗って水氣を拭き取ります。(お魚屋さんやスーパーで処理していただいてもOK!)
お鍋にお酒、お水、お醤油、お砂糖、みりん、お酢、そして梅干と生姜、1のいわしも入れて強火にかけます。沸騰するとアクが出てきますのですくいとります。
その後は中火にして、真ん中に小さな穴をあけた紙蓋やアルミホイルの蓋を被せて、煮汁が少なくなるまで煮ます。(途中で煮汁を何度か回しかけます)
お好みの濃度になったら完成。少し冷ますと崩さずに盛り付けることがきます。
担当近藤 コメント
調味料や梅と一緒にいわしも最初から入れて煮るので、とても簡単に作れる一品です。梅や生姜がいわしの臭みを消してくれますし、梅の風味が食欲をそそる味付けになっています。お酢をほんの少し加えることで、柔らかいいわしの煮崩れ防止効果が高まり、同時に(圧力鍋を使用なくても)ある程度骨まで柔らかくすることができます。
6)さばの麹味噌煮
味噌が決め手のさば煮は、日本古来からの伝統発酵の方法で作られた、名刀味噌本舗の味噌を。
さばの切り身・・・2切れ お酒・・・1/2カップ お水・・・1/2カップ 玄米麹味噌・・・25g~30g お砂糖・・・大さじ1.5 お酢・・・小さじ1 生姜・・・薄切り5~6枚
さばの表面に切り込みを入れます(十文字または2箇所斜めに)。さばの両面にお塩(分量外)を振って15分ほど冷蔵庫に置きます。そのあとお湯を沸かしたお鍋(100度だと身が反り返るので80度~90度ぐらいの温度)の中にザルや穴の開いたお玉にさばを入れて2秒ほどくぐらせます。氷水を入れたボウルの中に移して汚れや血合いをよく洗い、水氣を拭き取ります。時間がないときは塩振りを省いても構いません。
小さめのお鍋にお酒、お水、お砂糖、1のさばを入れて(さばの皮を上にする)強火にかけます。沸騰したらアクを取って中火に落とし、お味噌の半量を加えて煮ます。時々煮汁を上から回しかけてください。
煮汁が1/3以下になったら残りのお味噌を溶き入れて、生姜とお酢も加えます。さばに火が通ったらできあがり。(火を通しすぎると身が硬くなります)
さばの味噌煮は濾し味噌を使いますが、今回は名刀味噌本舗の「玄米麹味噌」を使用して、濾さずに麹の粒も一緒にいただくよう作りました。玄米麹味噌の栄養と風味を丸ごと味わえるさばの味噌煮です。もちろん他のお味噌を使用しても同じレシピで作ることができます。お味噌は一度にすべて入れてしまうと香りが飛んでしまいますので、2度に分けて加えます。霜降りは時間がかかりませんので、臭みをきちんと取って美味しく作るために省かないことをおすすめします。
7)いりこだしの肉じゃが
お母さんの味と言われる肉じゃがを、この上なく簡素化して、この上なく美味しくしました。
牛肉または豚肉の薄切り肉・・・100g じゃがいも(男爵がおすすめ)・・・200g にんじん・・100g 玉ねぎ・・・100g いりこだし・・・大さじ4 お水・・・150cc お酒・・・100cc 油・・・・小さじ1
お肉を食べやすい大きさに切ります。じゃがいもは皮をむき、食べやすい大きさに切って10分ほどお水にさらします。にんじんは皮をむいて乱切り、玉ねぎはくし切りにします。いんげんは食べやすい大きさに切って塩ゆでしておきます。
お鍋に油を入れてお肉をさっと炒め、じゃがいも、にんじん、玉ねぎも加えて一緒に炒めます。油が全体に回ったらお水、お酒、いりこだしを入れて強火にして、煮たってきたらアクを取り、落し蓋をして中火で煮ます。
煮汁が少なくなり、じゃがいもに火が通ったら火を止め、全体に少し味を馴染ませます。いんげんを飾って出来上がり。(煮汁が少なくなった段階で照り出しのみりんを少し入れてもOK)
一般的に肉じゃがは、お出汁、お醤油、お砂糖、みりんを入れて作ります。こちらは「いりこだし1本」で美味しい肉じゃがを作るという、とてもお手軽なのが魅力のレシピ。味の濃さはお好みですので、最後に味見をして物足りなければお醤油やお砂糖で濃さを調整してください。関東は豚肉、関西は牛肉など言われていますが、お好きな方のお肉、またはお肉の代わりに厚揚げなどでもどうぞ。
8)漬物・梅かつおのおむすび・味噌汁
切り干し大根・・・40g(1袋) 濃口醤油・・・大さじ2 米酢・・・大さじ0.5 砂糖・・・小さじ1
お鍋にお水を入れて沸騰したら、切り干し大根をさっと茹でます。(30秒ぐらい) ザルに上げて少し冷ましてから水氣をしっかり絞り、食べやすい長さに切ります。
ボウルに調味料を全て入れ、切り干し大根を加えて絡めます。保存袋に移して冷蔵庫で2時間ほど寝かしたら出来上がり。(途中味見をして、味の調整をしてください)
少し歯ごたえのある状態の切り干し大根からいい味が出てお醤油と合わさり、やみつきになるおいしさです。お醤油の量にもよりますが、数日は日持ちしますので、作り置いておくと便利です。お好みでお醤油の量やお砂糖、みりんの量を調整したり、唐辛子の輪切りを加えてみたりしてください。
炊き立てのごはん 梅かつお お好みで海苔
炊き立てのごはんをボウルに移し、梅かつおをお好みの量加えて混ぜ合わせます。おむすびを作り、梅干のおむすびのように、中に多めの梅かつおをチューブから出して握ったらできあがり。お好みで海苔を巻いて召し上がってください。
最初の一口目のごはんはほんのり梅かつおの味がして、食べ進めて中までいくと、たっぷりと梅かつおが入っていますので、梅かつおを2度楽しめるのが嬉しいおむすびです。
お出汁 茄子(ひとりにつき普通サイズの茄子1本) お味噌 小ネギ
お鍋にお出汁を温め、そのお鍋におろし金から直接茄子を皮ごとすりおろします。すぐに茄子に火が通りますので、お味噌を溶き入れてお味噌汁にしたらできあがり。仕上げに小ネギなどトッピングしてください。
おろし金ですりおろした茄子を入れたお味噌汁です。いつものお味噌汁とは違う食感が楽しめるし、具材に火が通るのもとても早いので、時間のない時にもぴったりです!体調が優れない時にも食べやすいのでおすすめですよ。
9)ポトフ
誰もがホクホクしながらホッとするポトフ。化学調味料無添加のコンソメを使うと、さらに優しい味になります。
豚肩ロース・・・約200~250gぐらい(2%のお塩をもみこみ一晩おく) おうちにあるお野菜・・・(じゃがいも、たまねぎ、ニンジン、キャベツ、セロリなどなんでもOK) ウインナー・・・適量 ベジクック・・・25g(※お水100mlに対して小さじ1/2の割合で) お水・・・5カップ 石垣の塩、コショウ・・・おこのみで
豚肩ロースはジッパー付きの保存袋に入れ、お肉の2%のお塩をもみこみ、ひと晩おく。(お肉が200gの場合は、4gのお塩)
お野菜を切る。(食べやすければどんな切り方でもOK)
大きめのお鍋に、1の豚肩ロースとローリエを入れ、強火にかけ、アクを取る。
2のお野菜のうち、キャベツ以外のお野菜とベジクックを投入し、蓋をして弱火で20分。
キャベツとウインナーを投入しさらに10分煮込み、お好みで塩、コショウをぱらり。できあがり☆
担当齋藤 コメント
豚肩ロースは塊でもきれているのでも。私は面倒くさがりなので切れてるものを買ってしまいますが、塊の場合は煮えたら食べやすい大きさに切ってください。
10)炊き込みご飯(きのこ)
土鍋でご飯を炊いたことはありますか? ある方は知っています。そう、別物!!!人生で一番の炊き込みご飯は土鍋で。
うるち米(+もち米 大さじ3) (うるち米:もち米を約8:2の割合で合計2合になるようにしましたが、全部をうるち米でもOK。お好みで) きのこ3~4種類・・・合わせて150gほど (まいたけ、しめじ、しいたけ、えのきなど。小房に分け食べやすいように切っておく) 油揚げ・・・1/2枚(短冊切り) 【だし】 お水:400ml イブシギンのだし:小さじ1 お酒:40ml みりん:40ml ミツル醤油うすくち:40ml 石垣の塩:少々
お米2合を洗い、20分ほど浸水させる。その後ざるに上げて10分おく。
小鍋に【だし】の調味料をすべて入れて火にかけ、3~4種類の「きのこ」をガサッと入れ、1~2分煮る。その後「きのこ」は取り出す。
旨味ごはん釜に、1のお米をいれ、2のお汁だけを入れ、蓋をして強火で沸騰するまで。(約7分程度)
蓋を開け沸騰したら、2で別にしていた「きのこ」と、油揚げをいれ再び蓋をして中~強火で5分程。 (お焦げがお嫌でしたら弱火で長めに炊いてください)
火を止め、そのまま20~30分おいて蒸らして、できあがり。
旨味ごはん釜さえあれば簡単に料亭のような極上のご飯が炊きあがります☆もちろん炊飯器でも。その場合は油揚げもきのこと一緒にしっかり火を通しておき、炊けたら具材を投入して5分程蒸らしてください。
「発酵調味料」というと何か特別なもののように思いがちですが、実はいつも家庭に必ずあるもの。例えば、お味噌、みりん、お醤油のことを指します。ところが、スーパーに並ぶ発酵調味料は、実は発酵調味料とは呼べないかもしれません。というのも、最近では近代製法で発酵期間を縮小したり、食品添加物を入れて作られている調味料がほとんどだからです。 一方で、昔ながらの伝統製法で作られた発酵調味料のことを「伝統発酵調味料」といいます。伝統発酵調味料は全体の数パーセント程度と言われていますが、これが正真正銘「本物の」発酵調味料です。伝統発酵調味料は、本来の発酵時間を守った製法ですので、そもそも菌の力が違います。菌と私たちの身体は密接な関係があり、良い菌を取り入れることによって、私たちはより元氣で健康な身体でいられます。だからこそ、家族の健康のためにも、伝統発酵調味料を使っていきたいですね☆
発酵調味料がよい理由
家庭和食研究家:近藤ゆりこ
日本人の身体を昔から支えてきたもののひとつに「発酵食品」が挙げられます。湿度が高い日本ではカビが生えやすく、食材の保存においてさまざまな工夫が凝らされ多くの発酵食品が生まれました。中でも大豆などの穀物を発酵させることでうま味を引き出し、和食の味を決める発酵調味料が作られ、それらは和食の味や香りの要となり和食文化を支えてきました。 「調味料」は毎日の食事を通して日々身体に入ってくるものだと考えると、その質がどれだけ重要か計り知れません。中でもお味噌やお醤油といった発酵調味料に含まれる様々な栄養は人間の健康にとってとても価値のあるものなので、質の高い発酵調味料を身体に摂り入れるということは非常に大切だと言えますね。 では、一体発酵調味料には私たちの身体にどんなメリットがあるのでしょうか。
1栄養価がUP!
発酵させることで生命維持に不可欠とされる必須アミノ酸や多くのビタミン、食物繊維などが含まれるようになります。(甘酒やお味噌などには必須アミノ酸全9種が含まれております)特に大豆はとても栄養価が高いですが、消化吸収がされにくいというデメリットがあります。大豆を発酵させてつくるお味噌は消化吸収しやすく、また元の原料よりもはるかに栄養価が高くなるのです。
2腸の働きを整え、免疫力を向上!
腸には、免疫を作るという非常に大切な役割があり、大腸や小腸には「免疫細胞」や「抗体」が体全体の6割以上も集まっていると言われています。 味噌やお酢などの発酵調味料には、腸が免疫を作るときに欠かせない善玉菌が豊富に含まれており、腸内の腐敗物質の増加を抑えたり、病原体などと戦う免疫細胞を活性化させたりしてくれます。また免疫システムのバランスをとってアレルギー症状を改善します。
3体内の酸化を防ぎます
発酵調味料には強い抗酸化作用があると言われています(例えば醤油や味噌をあの茶色にする褐色色素成分であるメラノイジンや香氣成分フラノン類など)。酸化した細胞は正常に機能しなくなり、老化や病氣の原因になったり、シミやシワも進行したりしますので、抗酸化作用のあるものを取り入れることで、若々しく元氣な身体を作れます。
4何より私たちの身体に合っています
先述の通り、日本は発酵大国と言われるほど発酵食品が豊富で、中でも「和食」の味や香りは基本的に味噌や醤油、お酒やみりん、お酢といった発酵調味料で作られています。長い歴史に渡り、こういった大豆やお米を元とする発酵調味料が形を変えながらも私達の食事のベースとなってきました。私たちは先祖代々、こういった食事をしてきたことを考えると、日本の発酵調味料がDNAレベルでとても身体に合っているということ、つまり「身土不二」だということに尽きると思います。
Profile 家庭和食研究家 近藤ゆりこ
和食の奥深さを継承してくために「家庭でも作れるシンプルに美味しい和食レシピ」のご紹介などしております。 お味噌やお醤油、みりんなどの伝統発酵調味料が好きすぎて本を出版。「味噌、醤油、米酢、みりん、お酒 伝統発酵調味料の魅力 ~四季のレシピ付き~」(2022年7月1日刊行。おかげさまで重版になりました。) website「発酵食は美しい」 Instagram:@yuriko2yuri
皆様にとって、発酵調味料は実は馴染の深いものだと思います。発酵調味料とは例えば、お味噌、みりん、お醤油もそうですね! これらは全て発酵して作られた調味料です。では、「伝統」発酵調味料とは何でしょうか? それは、昔ながらの伝統製法で作られた発酵調味料のこと。実は皆様の台所にある発酵調味料は、本物の伝統発酵調味料ではないかもしれません。というのも、最近では近代製法で発酵期間を縮小したり、食品添加物を入れて作られている調味料がほとんどだからです。(伝統製法は全体の数パーセントと言われています)
そんな中で、確実に先人からの教えを継承して、伝統製法で発酵調味料を作っている職人さんもいらっしゃいます。今の時代は何でも簡素化したり、便利化することが良しとされる時代かもしれませんね。私も近代の便利な利器にお世話になっているので、それを否定する訳ではありません。そして、そのような世の中にどっぷり浸かって、昔からの食文化までおそろかにし、本物の食材や調味料がなくなってしまう未来は、健康的な未来、私たちの望む未来と言えるでしょうか? 調味料は毎日、毎食使うものです。伝統発酵調味料は、本来の発酵時間を守った製法ですので、そもそも菌の力が違います。菌と私たちの身体は密接な関係があり、菌の働きの助けをかりて、私たちは健康を維持しているのです。 お料理に伝統発酵調味料を使うことは、健康な身体を作るだけではなく、日本古来からの先人の技術を未来にまで残していくことにも繋がります。さて、近代製法の調味料と伝統発酵調味料、皆さまはどちらを使っていきますか?
生成り シリーズミツル醤油~福岡にある醤油醸造元~
富士酢プレミアム飯尾醸造~京都にあるお酢の醸造元~
お手間とらせ酢九重雑賀~和歌山にあるお酢の醸造元~
玄米麹味噌名刀味噌~岡山にある味噌醸造元~
玄米甘酒名刀味噌~岡山にある味噌醸造元~
名刀ひしお名刀味噌~岡山にある味噌醸造元~
レシピにも登場した優秀・時短調味料をご紹介します。どれも無添加の、厳選された天然の国産原料で作られた「本物の」調味料です。(ベジクックのみ酵母エキス使用です)
↓過去の発酵食特集はこちらをご覧くださいませ↓
説明付き / 写真のみ
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