いつもご来店いただいている皆様に感謝の氣持ちでいっぱいです!
毎日暑いですね。そんな暑い夏は、梅干しを食べて元氣になりましょう!熱中症は脱水症状に氣をつけるように言われますが、脱塩症状にも注意が必要です。そして、夏の塩分補給は梅干しがおすすめ!梅干しの塩分は夏に美味しく感じられますし、何より身体に良い!のですよね。特に夏は、陰陽五行では赤い食べ物が食薬とされていて、梅干しはその代表格。梅干しには、人間の身体のバランスを整えるミネラルがとても豊富ですし、疲労回復効果もあります。また、クエン酸の働きにより食中毒を抑える働きがあるので、夏のお弁当には梅干しを入れると良い、と言われますよね。夏は梅干しを食べていれば大丈夫!なのです!
和ごはん研究家・近藤ゆりこさんに、「毎日食べていても飽きないくらいシンプルで、そして簡単で、それでいて美味しいレシピを教えてください」と贅沢なお願いをしてみましたよ!そうしたら、私のような面倒くさがり屋さんでも乗り氣になるような簡単レシピを笑顔でお答えくださいました。美味しくて簡単な梅干し料理!ぜひ夏の食卓に並べていただけると嬉しいです☆
梅かつおと大葉のおむすび
きゅうりとみょうがの梅胡麻酢和え
豚肉とインゲンの梅肉照り焼き
1)梅かつおと大葉のおむすび
【作り方】
1
大葉は重ねて縦半分に切り、くるくるとまるめて千切りにしてからやや粗めのみじん切りに。水にさらし、5分ほどあく抜きしたら水氣をしっかりと絞り、さらにペーパーでギュッと水分を取る。
2
ごはんに梅かつおをさっくりと混ぜ(ごはんがべチャッとするので混ぜすぎないように)、大葉を加えて、さっとまんべんなんく混ぜてからおむすびにする。
3
バターナイフなどで表面に梅かつおを(部分的に)少量塗ったら出来あがり。(これによりピンク色が所々表面に入り、見た目も綺麗です♪)。*大葉は時間が経つと緑が黒ずんでくるので、混ぜたらあまり時間を置かない方がベター。
【アレンジバージョン】
梅かつおの代わりに絹梅(または梅干をたたいてペーストにしたもの)を ⇒ よりさっぱりと品の良い味わいに
大葉の代わりにわかめ(乾燥わかめを戻して細かく刻む) ⇒ 白胡麻も混ぜるとよりおいしい!
ゆりこさんより
炊いたごはんに梅かつおと大葉の刻んだものを混ぜておむすびにするだけの簡単ごはん。でも、梅かつおの「梅」と「かつお」のダブルの美味しさ、旬の大葉の爽やかさが相まって、このおむすびとお茶だけでも大満足になれること請け合いです♪
梅かつお
北海道産カットわかめ
2)きゅうりとみょうがの梅胡麻酢和え
きゅうりは両端をすこし切り落とし、縦半分に切る。(一度横に半分に切ってから縦に切ると切りやすい)それを厚さ2~3ミリの斜め切りにする。
みょうがは縦半分に切り、1ミリ程度の薄切りにする。1のきゅうりとみょうがをボウルに入れ、塩小さじ1と水大さじ3(分量外)を入れて、全体に混ぜる。
30秒程度ですこししんなりしてくるので、ザルに上げて米酢を回しかけて、全体をさっと洗う(酢洗い)。さらしやペーパーに包んで、しっかりと水分を絞る。*野菜が薄切りのため、すぐにしんなりしてくるので、30秒ほどで十分です。分量より多く野菜を入れる場合は、置く時間を若干増やしてください。
4
2のボウルの水分を拭き取り、絹梅、みりんを混ぜてから、きゅうりと茗荷、白すり胡麻を加えてさっと和える。味見をして、みりんと絹梅で調整したら出来上がり。 *もしも水分が足りない場合は、お水で調整します。
きゅうりと茄子で代用してもおいしい一品になります。茄子の場合は薄切りして塩を直接振り、ほどよくしんなりしたら酢水で洗います。
ワンポイント
和えものは、野菜の大きさや野菜の塩もみの仕方、作る人の野菜の扱い方などで野菜から出る水分量が変わり、したがって同じ塩分や甘味を加えても味がかなり違ってきます。分量にあまりとらわれずに、最後にお好みの味に調整することで美味しい和えものを作ることが出来ます。
きゅうりと茗荷の相性は抜群!梅肉和えはよくありますが、胡麻酢(白すりごま + 米酢)も一緒に入れることで、胡麻の食感やお酢のまろやかさな酸味も加わり、全体がより豊かな味わいに。すり胡麻を入れることで、余分な水分を吸収してくれるので水っぽくなりにくいし、胡麻の栄養も摂取できます。
絹梅
富士酢プレミアム
3)豚肉とインゲンの梅肉照り焼き
インゲンに筋があれば筋を取り、両端を少し切り落とす。4~5センチ程度の長さに切る(だいたい4等分)。
フライパンにインゲンを入れてお水を100ml、塩(分量外)小さじ1/4を入れて中強火にかけて煮る。お水がなくなってくる頃にはインゲンがある程度柔らかくなるので、硬さをチェックして、やや硬めに火を通しておく。(もう少し火を通したい場合はお水を加える)インゲンを取り出し、フライパンの水分を拭き取る。
豚肉に片栗粉を薄くまぶし、熱して油を引いたフライパンに並べて入れて、上下を返しながら中まで火が通るまで焼く。
最後に合わせておいた梅肉(種も)と調味料を回しかけ、よく絡めたら出来上がり。(途中味見をして、甘みが足りなければみりん、味が濃ければお酒を足す)
インゲンの代わりにピーマン、茄子、ししとう、トマトなどでも美味しく作ることができます。
夏バテ予防に欠かせない豚肉と旬のインゲンを使い、梅干の酸味を加えた照り焼き風にしたおかずになる一品。片栗粉を軽くまぶすことで、お肉が硬くならずにタレもよく絡みます。梅干は種を取り除いた梅肉だけではなく、残った種も一緒に入れて、器に装い、種の周りの果肉も一緒に楽しみます。
近藤ゆりこさん 和ごはん研究家 yuriko2yuri 和えものクリエイター aemononomiryoku 発酵の資格を取得後、日本の伝統発酵調味料に魅せられ、味噌や醤油、酢、みりん、お酒といった基本調味料を使って家庭で作る、ヘルシーでシンプルな和のごはんをSNSやイベントを通じて発信。旬の食材と美味しい調味料を使い、なるべく少ない材料と手間でつくれる季節感のある和食を得意とする。最近では「和えもの」のInstagram専用アカウントも開設したりと、和食の食卓に欠かせない「和えもの」の価値や素晴らしさを広めることに力を注いでいる。講演会やセミナーでも活躍中。 2022年7月刊行の初の著書『味噌、醤油、米酢、みりん、お酒 伝統発酵調味料の魅力 ~四季のレシピ付き~』(刷数限定)は発売からまもなく完売。 2024年刊行「軽やかな和えもの ~味噌・醤油・酢・みりん・お酒でつくる季節の野菜料理レシピ~」は好評発売中。
和ごはん研究家 / 和えものクリエイター 近藤ゆりこ 待望の第2作目!好評発売中! 「軽やかな和えもの ~味噌・醤油・酢・みりん・お酒でつくる季節の野菜料理レシピ~」
熱中症予防に、塩分を含んでいるスポーツ飲料をこまめに飲む方もいらっしゃるかもしれませんが、実は500mlのスポーツ飲料には角砂糖約7~10個分の砂糖が入っていると言われていますので、飲み物の摂り方も注意する必要がありますね。糖分が多いとだるさ、疲れやすさが残りやすくなります。 私は、先日、炎天下の野外で5時間ほど過ごしたのですが(もちろん、時々室内の休憩所に入りました)その時に麦茶と一緒に、梅干しを乾燥させたタブレットを持っていき、時々舐めていました。なんだか、それだけでちょっとシャキッとするのですよ。 麦茶は夏になると、うちの主人が手作りしてくれます。(やかんでちゃんと沸かして作るところが、几帳面な主人らしい笑。もちろん、水出しも大丈夫です。)
説明付き / 写真のみ
1件~12件 (全12件)